まんなかで・・・

サラサラと流れる川のごとく中庸で生きていけたらいいですね

『パパラギ』はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集

タイトルの『パパラギ』これは本の題名です。

一度は読まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

初版が1920年ということで

何と100年も前に書かれた本です。

 

副題は「はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集」

となっており

ヨーロッパを訪問したサモアの酋長ツイアビが

帰国後、島民たちに西洋文明について語って聞かせた

ということで知られていました。

 

かなり前に読んだ本なので、改めて調べてみたら

私はずっと実話だと思っていたのが

実際は作者エーリッヒ・ショイルマンによる

フィクションだったということがわかりました。

 

『パパラギ』とはツイアビから見た白人のことを意味し

西洋文明に対する

素朴な疑問を投げかけるお話になるのですが

その表現がとてもユニークで

感心させられっぱなしでした。

 

まさしく、今の文明に満足している私たちに

それでいいのか、と真価を問われている感じです。

100年前の本なのに

現代社会にもぴったり当てはまるのは

時代が変わっても、人間の行動は大して

変わってないということなのかもしれません。

 

『ものがなければ暮らせないのは、心が貧しいからだ』

 

『たった一つのことを生涯、職業にしなければならないから

人生をつまらなくめちゃくちゃにしている』

 

『考えるという重い病気にかかっている』

 

『少ししか物を持たないパパラギは

自分のことを貧しいと言って悲しがる。

私たちならだれでも、食事の鉢のほかは何も持たなくても

歌を歌って笑顔でいられるのに

パパラギの中には、そんな人間はひとりもいない』

 

などなど、文明で暮らす私たちのことを

鋭い視点で捉えています。

私たちが、ごく普通に当たり前と思っていることが

見方を変えると、こんなふうに感じられるのか!と

まさに目からウロコでした。

 

自分が持っている価値観をぶち壊される

それが逆に快感にさえ思えるくらいです。

 

もちろん私は文明を否定しているわけではありません。

南の島の暮らしこそが正解だとも言いません。

ただ現代人が気付かぬうちに失くしたもの

便利さと引き換えに忘れてしまったものは

大きいのだと思います。

 

無意識に世の中の流れの中で

洗脳され、それさえも疑問に思わない生活。

それが、あれっ?何かおかしいんじゃないか、と

そこで立ち止まって考えることも

ときには必要なのかもしれません。

 

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